オステオパシーとは手技療法の一つです。歴史はカイロプラクティックより古く、共にアメリカで生まれたものです。同時期に生まれたスポンディロセラピーというものと合わせて三大手技療法といわれています。

オステオパシーの考え方は、身体の筋肉・関節・内臓関係・リンパ等の歪みを治して自然治癒力を引き出す、ということにあります。こう書くと、カイロプラクティックと何が違うのかと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
大きな違いは、カイロプラクティックが椎骨の変位を正すという考え方であるのに対して、オステオパシーは骨(関節)の可動性を広げてあげるという考え方である点です。 又、カイロプラクティックのテクニックの中にはインディケーター(指標)やカテゴリー分類に従って矯正を行うテクニックというものがありますが、オステオパシーにはそのようなものがありません。その点では、カイロの方が指標に従って治療を進めていく事ができますので治療手順が明確です。それに対してオステオパシーの場合はドクターの判断に委ねられますので、治療の自由度は高いのですが、その反面センスが求められます。

オステオパシーには身体の持っているリズム(呼吸や頭蓋骨から発生する動き等)を正常にしてあげることによって身体の恒常性維持機能を正常化するという考え方もあります。ただ、現在ではそのようなオステオパシーの考え方をベースにしたカイロのテクニックもありますし、椎骨の変位を正すということは可動性を広げることにもなりますので、あくまでも私個人の考えですがテクニックとしての区分けはあるものの実際の大きな違いというのはあまりないように感じます。カイロもオステも上級になればなる程非常にソフトな治療になってきますし、一般の方にはなかなか分からないでしょう。 たまに患者さんから質問を受けて違いを説明しても、皆さん分かったような分からないような顔をされる事が多いようです(私の説明が悪いのかも知れませんが…) 。

オステオパシーには直接法と間接法(誇張法)があります。直接法というのは、例えば骨が右にずれていたら左にダイレクトにアジャスト(矯正)しますが、間接法は右にずれている骨を更に右(動きやすい方)に持っていき、その骨の右側の靭帯などの軟部組織を緩和させ、二次的に骨を左に持っていきます。 要は、身体を右に倒して痛いのならば、身体は左に倒したほうが楽だしそれが身体が求めている姿勢で、身体の求める姿勢にすることによってそれが治療になる、という考えだと思っていただければ分りやすいと思います。
間接法で行うオステオパシーは患者さんにしてみたら何をされているのか分からない程の刺激で行いますが、ちゃんと矯正されていますのでご心配無用です。

その他、内臓マニピュレーション・頭蓋仙骨療法(頭蓋骨矯正・クレニオセイクラルセラピー)・ストレイン&カウンターストレイン(圧痛点を90秒で軽減、又は消失させる療法)など様々なテクニックがあります。

 

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